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ファミ通がインディーズゲームの記事に付けたタイトルにカチンときた話

[海外ゲームニュース]未来の天才ゲームクリエイターがここに? インディーゲームの祭典IGFアワードの候補作を全紹介

http://www.famitsu.com/news/201201/12008224.html

「インディーズゲーム」とは「独立系デベロッパーによるゲーム」の事でありますが、それが何かを正確に定義することは難しいです(ここは逃げます)。
ただ、例えば個人あるいはサークルのような小規模集団で製作され、無料もしくは安価でプレイできるような、Flashゲーム、コミケ等のイベントで頒布されるゲーム、インターネットからダウンロードできるようなゲームはインディーズゲームと言えると思います*1
また、Xbox Live インディーズゲームという、そのものズバリな、個人やサークルがXbox 360向けに制作したゲームを、簡単なレビューの上、Xbox Live上で販売できるようにするシステムもあり、ここで販売されているゲームもインディーズゲームであると言えるでしょう。
記事中にあるIGFアワードのノミネート作には、PC向けのダウンロードゲーム販売プラットフォームであるSteamや、Xbox 360、PS3といった家庭用ゲーム機でダウンロード購入出来るようなものもあります。

前置きが長くなりましたが、この記事タイトルで僕が引っかかったのは、上の引用部分で強調表示した「未来の天才ゲームクリエイターがここに?」の部分です。

当初その気持ちをうまく言語化できないでいたのですが、魔王14歳氏(id:Erlkonig)が、

Erlkonig game 既に才能を発揮しまくってるインディーズ作家を捕まえて「未来の天才」とは奇妙なタイトル。インディーズゲーム作家を、大規模市場に移る前の修行期間かなんかだと思ってるんでしょうか。 2012/01/18

http://b.hatena.ne.jp/Erlkonig/20120118#bookmark-75687213

というコメントを投稿されていたのを見て、僕の気持ちもまさしくこれだと理解できました。

僕は、このタイトルを見て、ファミ通が誌面で扱っているような、パッケージの家庭用ゲーム機向けゲーム、あるいはPC向けでも質・量共に優れたいわゆるAAA(トリプルエー)タイトルを作ってるのでなければ「ゲームクリエーター」でないと言ってるかのように思いました(ちょっと拡大解釈かもしれませんが)。

個人あるいは小規模集団による制作なので、インディーズゲームが特に量の部分でAAAタイトルに見劣りするのは仕方のないところなのですが、それを補って余りあるほど独創的であったり、あるいは制作者の理想に近いものが実現されているようなゲームが数多く存在しています。そういうゲームは大衆に受け入れられるようなものでないことがままあり、参入コストの高いパッケージの家庭用ゲーム機向けとしては出しにくく、インディーズという形態ならではのものであったりするのです。

当のインディーズゲームの作者さんの中には家庭用ゲーム機向けゲーム業界への参入あるいはAAAタイトルに携わることを目指して今はインディーズという形態で作品を発表しているという人もたくさんいらっしゃるでしょうし(そしてそれは当然素晴らしいことです)、別にこのタイトルもなんとも思わないという人が多いと思いますが、僕は完全に外野ながら、このインディーズゲームを下に見ているような記事タイトルを看過できませんでした。

以上、何にどうしてカチンと来たのかということの表明でした。

*1:あくまで僕個人の見解です