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任天堂ゲームセミナー2013の開催が発表される

2012年の株主総会の質疑応答において任天堂の岩田社長が言及していた通り*1任天堂ゲームセミナーが3年ぶりに開催されることが正式に発表され、募集の予告が行われていますhttp://www.nintendo.co.jp/etc/seminar/
トゥイッター効果なのか、はてなブックマークでも非常に多くのブックマークを集めており、例年に比べて注目度が高いように思われますhttp://b.hatena.ne.jp/entry/www.nintendo.co.jp/etc/seminar/
学生を対象としたもので、受講生は任天堂のゲーム開発者の指導のもと、チームを組んで1年に満たない期間で一本のゲームソフトを制作します。
ここ最近はニンテンドーDSがターゲットで、2006年度からはゲーム売り場やWiiのDSダウンロードサービスで受講生の作品が配信されていましたが、今回は先日GDCにおいて発表されたNintendo Web Frameworkを用いてWii U向けのソフトを制作することになるそうです。この辺りあんまり情報を追っていなかったのですが、Java ScriptやHTML5といったWeb系技術を使ったものだそうです。
また、今回は初めて東京・大阪の二地域での募集、そして講義や制作は在宅で行う在宅型のスタイルとなりました。これまでは首都圏のみで募集し、講義も神田にひっそりと建つ任天堂のビルで行われていたようですhttp://goo.gl/maps/uYPz7(任天堂のセカンドであるHAL研究所の東京開発センターも入居)。

在宅型ということで、受講生同士や講師とのやり取りはおそらくグループウェアのようなものを使ってのものが中心となるのだと思います。ネット上でのやり取りを中心とした制作の実験的な意味もあるのでしょうね。自分のようにミーハーな人にはちょっと残念かもしれません(発表会などで互いに顔を合わせる機会はあると思います)。講義は決まった時間に行われるようですが、ちょうどその時間にインターネット回線がトラブったりするときついですね。おそらく録画されて後からも見直せるようになっているのでしょうが、。

Web系技術を採用することでどういう開発スタイルになるのかも気になります。GDCでのプレゼンによると、PC上でも動作を確認できるようですhttp://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20130328_593647.html
実機(開発機材)への送信方法がこの記事では不明ですが、もしかしたらWebを介すのかもしれません。USBとかだと不便な気がするので。

あまり言及されていないようなのですが、今回ディレクター・その他・プランナー(年度によって呼び名が違う)枠での募集がなくなっているのも気になるところですね。まあこれまでもプログラム・グラフィック・サウンドのどれにも全く関心のないという人はこの枠でも採用されにくかったのではと思いますが、今回それが明確に打ち出されることになったわけですね。運営統括の手塚卓志さんも「勉強次第で技術者でなくてもゲームを作ることもできるくらいの環境を用意しました」とおっしゃっていますし(その後にさらっと、「好きな時間にいくらでも密度の高い制作が可能になるはずです」と書いてるのには、自分みたいな人間はお、おう…となってしまいます)。

程度の差こそあれ、同じゲーム制作を志す仲間の集まるこのゲームセミナーという場は、クリエイティビティを発揮するには最高の環境なのではないかと思います。また、サウンド、グラフィック、プログラムと異なった関心をもつ人からも大いに刺激を受けられるはずです。もしかしたら自分の気づいていなかった能力が目覚めるきっかけにもなるかもしれません。資格のある人は、少しでも興味があるならば是非とも応募するといいと思います。

あと完全に余談なのですが、私が任天堂ゲームセミナーの面接に行った時、待合スペースには過去のセミナー作品の入ったカードとDSが置いてあって、名作と名高い『ネコソギトルネード』などをプレイすることが出来ました。多分今回もそうなってると思うので、過去のセミナー作品をもう一度プレイしてみたいという方も是非(笑)

ただ、もし実際に受講するということになりましたら、これをきっかけに人生を変えてやる、くらいの気持ちで望むのがいいんじゃないかなと思います(個人的に、無理をすることはないと思いますが…)

*1:http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/120628qa/index.html