『魔王物語物語』の英語版が10月にPLAYISMよりリリース予定
やや旧聞に属する話題ではありますが、RPGツクールXPで制作された無料公開の傑作RPG作品『魔王物語物語』(愛称:まもも)の英語版が、この10月に株式会社アクティブゲーミングメディアの運営するゲーム配信サイトのPLAYISMよりリリースされる予定であることを、PLAYISMのTwitterアカウントが明らかにしています。
日本語サイトではフリー、海外向けサイトでは特典付きのPay What You Wantの配信となるそうです。
【配信予定作】出す出す詐欺になりかけてるので、(ほぼ)確定分だけ。来週はアイズメイズ ONさんのブラックボックス。再来週はもちろん勇者30(PC版)。10月は、我々と開発者さんの頑張り次第ですが、To The Moon、魔王物語物語、あたり。たぶん。
2012-09-14 19:23:22 via web
@Koukai_peer ゆめにっきは英語化してますよー。ききやまさんにも手伝ってもらった唯一の公式英語版です。まももも英語版作成中。Owlboyはできてない。Dust Forceはちょっと待ってと言われて待ってます。とにかく今はローカライズ溜まったタイトルをガシガシ消化中。です
2012-09-14 19:57:07 via web to @Koukai_peer
@Koukai_peer あー。さすがにまももは1ドル以上で買ったら特典を出す予定です。
2012-09-14 20:07:45 via web to @Koukai_peer
@Philmist 基本はフリーで配信。気に入った人とか、応援したい人とか、まあ特典ほしい人とかは1ドル以上お金払うことが可能、となる予定です。日本は普通にフリー配信です。
2012-09-14 20:16:05 via web to @Philmist
また、この情報の公開に合わせるかのように、作者であるてつさんの個人サイトに英語ページが登場しています。
PLAYISMでは、ローカライズは無料、収益はレベニューシェアで上げるとのことなので、ローカライズに当たっては作者との金銭の授受は無いと思われます*1
日本語の無料公開されているインディーズRPGが英訳されるというケースは非常にレアなことだと思います。少なくとも自分は他のケースを知りません。
私は、日本にはフリーソフトの良作RPG作品が数多く存在しているにもかかわらず、テキスト量の多さ、文化の違いなどの要因により、アクションやシューティングに比べると外国語に翻訳されて海外に紹介される機会が極端に少ないことを残念に思っていました。今回のケースがその状況を打破する突破口となる事を願っています。
『魔王物語物語』は「おもしろエンカウントシステム」をはじめとした個性的なシステムが搭載され、ストーリーテリングにも秀でた傑作RPGです。まだプレイしていない人、特に昨今のJRPGに食傷気味の人には、JRPGを見捨ててしまう前にプレイしてもらいたい作品です。
*1:代表のイバイ氏のインタビューよりhttp://appget.com/c/news/6422/ivai1/